はじめまして
田舎の県庁所在地に住む、乳腺外科・緩和ケア専門医です。
外科学会専門医・乳癌学会認定医として、地方の医療現場で20年以上、患者さんと向き合ってきました。
医師を目指したきっかけ
千葉県で育ち、小・中学生の頃はサッカーに夢中な子どもでした。医師になりたいと思ったのは、高校2年生のとき、母が乳がんと診断されたことがきっかけです。
当時は「がん=死」というイメージが強い時代でした。家族に大きな不安が広がるなか、医学部に通っていた兄は医学的な知識で母を支えることができました。しかし私は、何もできませんでした。
その悔しさが、医師を目指す原点になりました。
高3の夏、交換留学生の制度を利用してアメリカ・テキサス州へ約1年間留学し、帰国後に医学部受験を決意。予備校で1日10〜14時間の勉強を経て医師になりました。
なぜ乳腺外科・緩和ケアなのか
母の乳がんという経験があったため、乳腺外科を専門に選ぶのは自然な流れでした。
緩和ケアを専門に加えたのは、「治すこと」だけが医師の仕事ではないと感じたからです。治せない病気と向き合う患者さんや家族に、最後まで寄り添うことも、医師にしかできない大切な仕事です。
乳がんの診断から治療、そして「もしものとき」まで——一貫して関わり続けられる医師でありたいと思っています。
このブログを始めた理由
診察室でよく受ける質問があります。
「乳がんと言われたけど、どういう意味ですか?」
「緩和ケアって、もう治療をやめるということですか?」
「マンモグラフィと超音波、どちらを受ければいいですか?」
こうした疑問は、インターネットで調べると情報が多すぎて混乱してしまうことがあります。また、診察室では聞きにくいこともあるかもしれません。
正確で、分かりやすく、患者さんや家族の立場に寄り添った情報を届けたい——その思いでこのブログを書いています。
こんな方に読んでほしい
- 乳がんと診断され、病理結果や治療の意味を知りたい方
- 乳がん検診を受けようか迷っている方
- 緩和ケアについて、正しく理解したい方・家族がいる方
- いつか来る「もしものとき」に、慌てたくない方
- 医学生や、医療情報の発信に興味のある医療関係者の方
発信テーマ
- 乳がんの診断・治療・検診について
- 緩和ケアの正しい理解
- お金・生活・キャリアについて(医師20年目の視点から)
記事の作り方(編集方針)
当ブログの医療記事は、日本乳癌学会・日本緩和医療学会などの診療ガイドライン、厚生労働省の統計、学会・公的機関が公表する一次情報を確認したうえで執筆しています。
新しい検査・治療を紹介する際は、保険適用の有無や「研究段階かどうか」を明記し、過度な期待をあおらないよう努めています。
また数字を扱うときは、倍率(○倍)だけでなく実際の割合(絶対値)も示し、読者ご自身で判断できることを大切にしています。
免責事項
当ブログの情報は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断・治療の代替となるものではありません。症状や治療については必ず担当医にご相談ください。